本文为2021年10月23号举行的异世界情绪「Anima」1st ONE-MAN LIVE 时发售的演唱会场刊文字内容,利用谷歌智能镜头的文字提取功能(没有扫描仪)提取整理,如有疏漏请在评论区指出,非常感谢。此篇为场刊最后的 ヰ世界情緒 x れおえん 对谈原文 ,其余原文内容在【场刊原文】异世界情绪「Anima」场刊文字内容(上篇),除了最后 ヰ世界情緒 x れおえん 对谈部分外,其余文字内容已有 Iceorb_异组 的 异世界情绪「Anima」场刊中文介绍及文本翻译 。本文整理的是日文原文内容,想做汉化的同僚自取便可,发布后注明来源和站内@我一下就可以。
Text by Risa Komatsu
1st ONE-MAN LIVE 「Anima」の開催が決定したヰ世界情緒。 今回ライブの開催に合わせて、キービジュアルおよび衣装の制作を手掛けた、イラストレーターれおえんとの対談が実現。 お互いの印象や、「Anima」に込められた思い、そして二人にとっての"創作 " とは何か、について迫る特別対談。
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ヰ世界情緒(以下、ヰ):今日はよろしくお願いします! れおえんさんとの対談と聞いて、緊張しすぎて・・・。 最近ずっとお腹が痛かったです。
れおえん(以下、れ):そんな。緊張しないでください。 宜しくお願いします。
ヰ:前回お話したのは、れおえんさんの初の個展の時でしたよね。
れ:もう半年前ですね。
ヰ:れおえんさんは、絵も人柄も情熱的な方だと思っていて。とにかく熱量の高い作品を創る方だと思っています。 作品で人を惹きつける力が本当にすごいです。
れ:そういう感じなんですね。
ヰ:はい。キャッチーで、尖った言葉を伝えることができる稀有な方だと思っています。
れ:ありがとうございます。情緒さんは、実際に喋ってみて 「元気な人」だなって思いました。
ヰ:(笑)。
れ:クリエイターとしてのイメージはまず置いておいて、人として。ミニマルな元気さというか。
ヰ:ミニマルな元気さ!?!? 家だともっと鬱々としてますよ (笑)。
れ:そうなんですか? あと、よく鼻歌歌ってたりしますよね?
ヰ:歌ってますね(笑)。
れ:本当に歌が好きなんですね。 クリエイターとしては、 歌うことと絵を描くことを1人でできるすごく稀な人だと思います。それぞれやっている人はたくさんいるけど、今のレベルで両立している人ってほとんどいないと思うので。
ヰ:うわぁー!泣きそう…!!
れ:そういうところですよ(笑)。
ヰ:嬉しい・・・・・ 。ありがとうございます!
れ:絵と音楽を両方できるからこそ聞いてみたかったんですけど、それぞれの活動に役割ってあったりするんですか?
ヰ:役割、 そうですね。あまり考えたことがなかったかもしれないです。例えば、YouTubeにアップさせていただいているカバー動画に関しては、絵と歌どちらも担当させていただくことがあって、私が原曲から感じた情景を「絵」でも「歌」でも、とにかく解像度高く表現したいという思いで取り組んでいて。 「絵ではこれをやろう、歌ではこれをやろう」ってあまり区別していない気がします。
れ:なるほど。補強し合う感じなんですかね。
ヰ:そうですね。
れ:補強し合うことを、自分1人でできちゃうっていうのがすごいです。
ヰ:ありがとうございます(照)。 「この空気いいな」って抽象的に感じ取ったものを「絵と歌」に分け与えているイメージがあって。そういった感覚をどうすればより深く人に伝えることができるかな、って思いながら日々過ごしています。自分の出来ることでその解像度を上げていっているイメージです。
れ:なるほど。
ヰ:れおえんさんはどんなイメージで描いていますか?
れ:僕の場合は、二次創作にオリジナルの皮を被せるイメージです。 この感覚って意外と皆さん持っているかも。
ヰ:そうなんですね!なんとなく分かる気がします。 今回、れおえんさんに描いていただいたキービジュアルとライブ衣装、本当にかっこよかったです…!
れ:依頼がきてびっくりしました。何で僕だったんですか?
ヰ:昔から作品を見ていて感じていたことなのですが、れおえんさんが描く世界感と「ヰ世界情緒」には、どこか親和性がある気がしていたんです。感覚的な話にはなってしまうのですが、そういう背景もあって、何かご一緒させて頂けないかと思い、今回お願いさせていただきました。
れ:ありがとうございます。 「Anima」っていうテーマについて、すごく考えました。
ヰ:「魂」という意味なんですが、「私自身」という意味も込めています。私がこの身体を通して発信すること、これから伝えたいこと。全ての根幹にあるものが「Anima」だと思っているので、ファーストライブのタイトルに決めたんです。
れ:僕自身、作品に命を吹き込むことを意識したことがほとんどなくて。でも、ヰ世界情緒は1人のキャラクターであると同時に、唯一無二の女の子として、想いや感情を抱えているキャラクターだと思ったんです。「命を吹き込む」という行為を、ヰ世界情緒はどう実行しているのかを想像してみた結果、情緒さんがドロドロの情緒さんを抱えているようなワンシーンに至りました。
ヰ:めっちゃかっこよかったです…!皆さんにとってはもちろん、私自身もヰ世界情緒は「私」だと認識しているんですが、その一方で自分の理想を詰め込んだ存在でもあって。 上手く表現できないのですが・・・。 ヰ世界情緒はわたしの「魂」でありながら、創作面ではその「魂」そのものを創っていきたいという想いで活動をしてきたので。今回のキービジュアルを見た瞬間、その想いをすごく汲み取ってくださったんだなと感じました。
れ:ヰ世界情緒として何を創作するか、というより、ヰ世界情緒って何だろうってことを考えているということですか?
ヰ:両方ですね。その2つが綺麗に重なっているのを感じることができて嬉しかったです。あと、内容も勿論ですがただただ素敵な絵で、本当にびっくりしました!
れ:僕もいい感じに描けたなって思いました。
ヰ:可愛いな~~~!って(笑)。目がキラキラしていて。
れ:(笑)。
ヰ:何よりも「すごく好き…!」と思って。 れおえんさんとは、絵も目指しているものも全然違うけど、「これかっこいいな、これ好きだな」って感じるポイントがたまに交錯している気がします。
れ:わかります。
ヰ:個展にお声がけ頂いて、参加させていただいたときにも強く感じたことなのですが、自分の理想を詰め込んだ空間に「自分ではない誰か」を誘うことって凄く信頼して頂いていることだと思っていて。だから、参加できたことはもちろん、同時に私が作るものとも向き合ってくださったんだなって、本当に嬉しかったです!
れ:僕も情緒さんも、やりたいことが強くある方じゃないですか。単純にお互いの世界観の絵を描き合おう、みたいなことにはならないと思っていたので、お互いが補い合う方法での創作をしたいなと考えたんです。
ヰ:例えば、自分が作ったキャラクターとの距離感も、私とれおえんさんでは結構違いますよね。
れ:僕の場合、作品に対する我が子のような感覚もほとんどないです。
ヰ:それです!れおえんさんからその話を聞いた時、すごくびっくりした覚えがあります。
れ:そんな話してた?(笑)
ヰ:してました(笑)。私は自分が作ったキャラクターに対しても、友達みたいな感情を持ったりしていて。
れ:作品に対して、話しかけたりもしますか?
ヰ:しますね(笑)。その子が私に話をしてくれるって感覚ですかね。それに応じて新しいキャラクターが誕生したり、どんどんお話が増えていくようなイメージです。
れ:楽しそうですね。
ヰ:はい!(笑)
れ:僕は、どちらかというとパズルのような感覚で創作しているかも。キャラクターには感情と肉体があるけど、結局のところ実際の人間とは当たり前に違って、シュミレートされたパズルみたいなものだって、どこか諦めているところがあって。だから少し冷めているというか。
ヰ:れおえんさんの作品は、キャラクターが存在する世界観や感情が「群」で表現されていて重みがあるような気がします。私は「個」として表現を重んじることの方が多いので。
れ:情緒さんの場合は、存在自体がバーチャルの命に誰よりも一歩近いところにいる気がするのですが、情緒さんにとっての創作ってどんなものですか?
ヰ:そうですね。 今の活動や創作には、基本的には思ったこととか、自分が好きなものを詰め込んでいて。でも時には未練のような感情も混ざっているんですよね。今の自分が抱えている不自由さや、本当はこうしたいのにっていう心の根っこのにある気持ちだったり。乖離する理想と現実の間を埋めてくれているのが創作であり、今の在り方なのかなって思います。 言葉では上手く言い表せない矛盾する感情を消化してくれたり、行ってみたい場所に真っ直ぐに繋げてくれるようなイメージですね。
れ:見ることができない風景を見たり、届くことのない場所に到達できるってことですかね。例えば、月に行きたいと思って描く絵があったとして、でも現実的に行くことは難しい訳で。 だからこその「創作」というか。情緒さんが言う未練ってそういうことなのかなって思いました。
ヰ:そうですね。 ヰ世界情緒は、表面上はすごく綺麗なものに見えると思いますが、同じくらい人間的な部分も詰め込まれていて。その部分も含めた「生き方」を創作や活動を通して形にしていきたいなと思っています。 れおえんさんはどうですか?
れ:僕の中では、まだ見たことのないものを見せてくれる人が一番偉い人なんですよね。特にビジュアルの面で。 最近だと、ゲームの「デス・ストランディング」に出てくるヴォイドアウト(対消滅)という現象とか。ゲームの中に、周辺の地形や建物が消滅して、生死を彷徨うシーンが創造されているんです。映画だと「テネット」とか。逆再生の世界で酸素マスクを付けているシーンなんて、あんなの見たことないじゃないですか。
ヰ:どちらもめちゃくちゃかっこよかったですね!
れ:そういった今までに見たことがない世界観を生み出す人って、すごくかっこいいなと思うので。僕が描いているものは、二次創作の延長ではあるけれど、その延長線をじわじわと伸ばしていくことで、そういう方々と肩を並べることができるように頑張っています。 それが僕にとっての「創作」ですね。
ヰ:なるほど。一重に創作って言っても本当に色んなものがあると思うけど「新しいもの」が見たいし作りたいなって私も思います。
れ:最後に聞きたかったことが。 少し陳腐な言い方になってしまうのだけど、バーチャルシンガーって現実と虚構の間っていうあやふやな場所にいる存在だと思っていて。 僕自身は、メタ的に創作に関わっている人と、現実と虚構の世界との関係を気にしたりすることがあるのですが、情緒さんには今の世界がどんな景色に見えているんですか?
ヰ:私もまだ途上にいるんです。 デバイス的な意味でのキャラクターの存在意義も、まだはっきりとは理解しきれていないのかもしれません。でも、これから見える景色がどういったものなのか、どんなことが感じられて、どんなことが伝えられるんだろうというワクワクした想いがあります。私も同じく、自分に対して楽しみにしているところですね。
れ:違う景色が見えてきたら、これから益々面白そうですね。僕も、情緒さんがこれからどこに向かうのかすごく楽しみです。
ヰ:うわー!!すごく嬉しいです...。 れおえんさんが楽しみにしてくださる気持ちも一緒に背負って頑張っていきたいと思います!
れ:あんまり背負って欲しくないな(笑)。
ヰ:背負わせてください~(笑)
れ:でも実現して欲しいです。 楽しみにしています。
下半部分 完
下面是文字内容原图。